吉野とスイッチバックの駅と高野山への旅
2005/2

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現在では、北宇智駅のスイッチバックはなくなりました。
この記事は、スイッチバックが現役で残っていた訪問当時のものです。

また記事に書かれている価格等も、訪問当時のものです。税制による価格変更になっています。
この情報は最新ではありませんので、最新情報をご自身で確認してください。



姫路駅から山陽電車、阪神電車など私鉄各線を乗り継いで奈良、和歌山へ行きました。

今回は、JRではなく、スルットKANSAI2DAYチケットを利用しました。
これは京阪神地区加盟43社局の交通機関で使える、乗り放題のチケットです。

今回の旅では、全国(ただし関西地区+三重県を除く)で販売している、2日用を購入しました。\3800-

姫路から、山陽電車に乗車して、阪神梅田へ向かいました。

乗車当日は祝日だったので列車内に国旗が掲げてありました。

梅田から地下鉄に乗り継いでミナミへ行きました。
天王寺からは、近鉄電車の急行列車に乗りました。吉野口へ向かいました。

近鉄壺阪山駅までが、スルットKANSAI2DAYチケットの有効範囲で、近鉄吉野口駅は範囲外となります。
このため近鉄吉野口駅まで差額を精算しました。

近鉄からJRに乗継なのですが、ホームに降りると
JRの駅...あれ?
どうやら吉野口駅はJRと近鉄の共用使用駅の様です。

吉野口駅、近鉄電車ホームにて

JR仕様の駅名標です。でもJRロゴはありません。
「くず」「くすりみず」の前次駅表示のどちらとも
近鉄の駅名です。
吉野口駅、JRホームにて
駅名標左方にJRロゴがあります。
写真の電車は、同駅に停車中の近鉄電車です。
こちらは「わきがみ」「きたうち」の表示です。


吉野口駅からは、JRに乗り、目的地のひとつ北宇智駅に到着しました。
JRの運賃と、精算済みの近鉄のきっぷはここで回収されました。

この駅は、近畿圏ではこの駅だけ、スイッチバックを行う駅です。
「スイッチバック」とは、急坂を進行方向を変えて上り下りする方法です。

北宇智駅に到着すると、乗ってきた列車は今までの進行方向とは逆に進み、
一度折り返し線にはいり、再び進行方向を変えて五条方面に進んでいきました。

今まで乗ってきた列車が、駅ホームの後ろを進むのは変な感覚です。

この駅からは、奈良県側からアプローチ、金剛山登山ルートへ行けます。
健脚向けのハイキングコースという感じでしょうか。所要時間3〜4時間だとききます。
山頂へは冬装備が必要です。

のどかな風景と、ふるい道しるべをながめつつ、麓を散策をしました。

駅に戻り、ホームで和歌山方面行きを待つあいだに、奈良行きの電車がきました。
この奈良行き列車が、ホームに入るスイッチバックの様子を写真に撮りました。

五条駅からの奈良行きの列車が
折り返し線にはいります。
列車がある線が五条(和歌山)方向の本線
さらに奥には折り返し線があります。
手前は橋本、和歌山行きホーム
進路を変えて吉野口(奈良方面)行きホームに入ります。
再び進路を変えて吉野口駅へ進みます。 左奥が吉野口駅方向の本線です。


北宇智駅から再び電車に乗り、橋本駅へ向かいました。
この駅でも、JRから乗り継ぎですが改札を出ることなく、南海電車に乗ることができました。

橋本駅からは、高野山へ向かいます。

列車の終点、極楽橋駅でケーブルカーに乗換して、高野山駅へいきました。

高野山駅からはバスで寺院中心部に向かうことができます。
高野山を走るバスも、スルットKANSAIのエリアに含まれますので、追加料金は不要です。

高野山上からの眺め

歩いた。疲れたぁ、
でも霊峰高野山の寺院を参詣して、流れる空気の違いにふれることができ、よかったです。
また頑張ろうと、いい意味で気持ちを切り替えることができました。


今回利用したきっぷ
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カジュアルきっぷ姫路\4,800- (岡山<->姫路[新幹線])
スルットKANSAI2DAYチケット\3,800- (2日間乗り放題)
近鉄壺阪山−吉野口\220-
JR吉野口−北宇智、JR北宇智−橋本\430-
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