寝台特急「日本海」(青森-大阪)に廃止直前に乗りに行きました。寝台特急「日本海」は2012/3のダイヤ改正で廃止されました。
今回は、岡山から東京、新青森経由の山科行きという長距離の片道切符+京都市内〜岡山の連続乗車券を利用しました。
2200キロの大行程なので、乗車券の有効期間は17日間と長期間。でもこの長距離を土日を利用してのわずか2日で移動する弾丸旅行となりました。
岡山から東京へ、彦根付近は雪景色で遅れも出たため心配しましたが、そこを過ぎると平穏で安心しました。
この時点で、寝台特急「日本海」とほぼ同じ区間を走る寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運休が決まっていました。
寝台特急「日本海」は運転されるのか?不安を残しながら青森へ移動します。
前日まで雪による運休が相次いでいたので、運休なら旅行を中止しようと思っていました。
やまびこ、普通車
東京-大宮は「やまびこ」普通車指定席を利用して、大宮から新青森は「はやて」グリーン車指定席を利用しました。
青森むつ湾ほたて三昧弁当(みそ焼、塩バター、照り焼)
はやて、グリーン車
SUICA弁当
新青森駅
新幹線開業で新たな玄関口となった新青森駅、駅構内には土産物売り場、飲食コーナーもあります。
青森駅より土産物は充実しているように感じました。
青森駅
青森駅は雪の中、向かいの青い森鉄道ホーム端は雪が積もっています。
寝台特急「日本海」の、本日の運転を確認すると、予定通り運転するとのこと。安心しました。
先に発車する寝台特急「あけぼの」を、見送りました。
以前に比べて青森駅の駅舎は、機能を大きく縮小してその部分に店舗が拡大されていました。
寝台特急「日本海」が、DD51に牽引されて入線しました。
ホームとホームを見渡せる通路にも撮影するひとでいっぱい。機関車はローズピンク色の「EF81 108」
機関車の「日本海」ヘッドマークは、青森方、大阪方の両方につけていました。
寝台は、ほぼ満席。同じ区画になった席のひとと旅の話で盛り上がりました。
津軽極弁当(かに、いくら、うにを使った三色弁当)
牛めし
雪の影響で列車は約1時間遅れ、金沢駅と加賀温泉駅では、特急「サンダーバード」を先に行かすため長時間停車。
遅れのための、手持ちの「日本海」特急券にて、特急「サンダーバード」の自由席に振替乗車できるとアナウンスがありました。
通常ならば、特急券は列車単位でそれぞれ必要ですが、救済措置として振替案内があったようです。先を急ぐ方は乗り換えされていました。
私は寝台特急「日本海」、の旅を楽しみにきたので、少しでも長く乗れることを喜び、そのまま乗車し続けました。
最後尾の電源車カニ24は巻き上がる雪のために真っ白。連結器に積もった雪がすごいことに。(加賀温泉駅にて)
朝食は八甲田牛「牛めし」と、「カツサンド」(青森県産やまざきポーク使用)
青森から客車を牽引していた機関車「EF81 108」を敦賀で切り離し、機関車交換。敦賀から大阪までは、トワイライトエクスプレス塗装の「EF81 43」が牽引します。
湖西線は速度規制がかかっていたのかゆっくりとした速度でした。
しかし、JR京都線に入ると途端に速くなりました。
京都駅を70分遅れで発車して、それ以上の遅れはなく新大阪へ。
新大阪到着時のアナウンスでは、遅れにより新大阪で乗り継ぎできなくなった指定席特急券は、変更を受け付けるので改札内発券窓口へ申し出るように案内していました。
そして終点の大阪へ到着。最後まで乗り通すことができました。
日本橋筋商店街に立ち寄りました。
新大阪から新神戸まで「さくら」に乗車。
三ノ宮から新快速で姫路へ。姫路からはN700系さくら用車両の「ひかり」に乗り岡山へ到着しました。